オウケイウェイヴとミンカブ、ブロックチェーン分野で業務提携

ミンカブ・ジ・インフォノイド(ミンカブ)とオウケイウェイヴは、さらに信頼性、速報性、公共性の高い、企業・財務情報の配信サービスを実現するべく、ブロックチェーンを活用した企業・財務データ配信プラットフォームの開発における協業に合意した。


今回の合意を受け、ミンカブは、保有する全世界約100市場、約8万社にわたる企業・財務データを提供し、オウケイウェイヴは、ブロックチェーンのノウハウを活用してそれらを用いた暗号資産(クリプトアセット)化プラットフォームの開発および運営を行う。両社は、互いに協力し、個人ユース、法人ユースの両領域で早期の商品化を目指す。

オウケイウェイヴによると、今回の協業の背景には投資活動のグローバル化における課題がある。現在、国や業種により会計基準の相違や、収益に対する認識方法の違いなどがあり、企業・財務情報を横並びで比較することは容易ではないという。

両社は、投資活動のグローバル化が進む中、企業・財務情報を多角的な観点から、一つのデータとして見られるようにしなければいけないと考えた。その課題の解決にブロックチェーン技術を活用する。情報を特定の組織が独自の判断で認証するのではなく、情報利用者や発行体、取引所などマーケットに関わる多くの視点から多層的に認証させることで、信頼性、速報性、公共性の高いデータの生成を目指す。

今回の合意により、ブロックチェーンを用いて、信頼性・速報性・公共性の高い企業・財務データ配信サービスの実現に向けた協業を推進する。商品化の段階においては、ミンカブが法人ユースの領域を中心に、保有している販路での提供や自社運営する金融情報メディアでの利用だけでなく、金融機関やリサーチ会社への提供を目指す。また、オウケイウェイヴは企業のサポート部門など既存の販路での法人ユースでの提供に加え、同社が推進する「感謝経済」プラットフォーム上での個人ユース向けの様々な展開も目指す。