ソフトバンクと横浜市、自宅で短時間就業の実証実験を開始

ソフトバンクは、横浜市と連携し、育児や介護、障がいなどの理由により、働く意欲や能力があっても長時間勤務や通勤が困難な人が、ICTを活用して自宅で短時間就業できる「ショートタイムテレワーク」の実証実験を2019年3月から開始する。


この実証実験は、2019年1月18日に横浜市と締結した「SDGs未来都市・横浜」の推進に関する包括連携協定の連携分野の一つである、女性が働きやすく活躍できるまちの実現に関する取り組みの一環として、横浜市と共同で実施するもの。

ショートタイムテレワークは、少子高齢化に伴う人材不足を補い、多様な人材の活躍を促進することを目指す、新しい雇用・就業の在り方。労働意欲があり業務の遂行に支障がなくても、生活上の制限によって、就労機会を得ることが難しい人や、自分の能力を生かして働ける職場が近くにない人などが対象。自宅でPCやスマートフォン、タブレットなどのICT機器を活用して時間や場所に縛られない働き方を実現することを目指している。

ソフトバンクがICT機器を提供し、ビデオ通話などのコミュニケーションの仕組みを利用することを想定する。

両者は今回の取り組みのニーズや効果、実施における課題や改善点を抽出し、他企業や他自治体においても活用できる事例作りを目指す。