多彩なクラウドとAPI連携する、ワークフロー自動化サービスが発動

「働き方改革」や「生産性向上」を目標に、様々な組織でIT(情報技術)を活用した取り組みが進んでいる。昨今、デジタル変革、業務システムのスリム化、テレ/モバイルワーク等を実現するためにも多くはクラウドを基盤として、さらに先進技術を取り込もうとしている。


IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ロボティクスの導入により更なる業務プロセスの自動化やイノベーションの創出をめざす。多くの企業が複数のクラウドを業務利用していて、データの共有、サービスを連携させたワークフローシステムのニーズが拡大している。が、サービス連携のためのプログラム開発が課題だという。

NECネッツエスアイは、様々なクラウドサービスをAPI(アプリケーションインターフェース)を利用して自動的に連携させ、業務フローの短縮、生産性向上を容易に実現できるiPaaS (統合型プラットフォームサービス)「Workato」の販売を1月21日に開始する。米国Workato社製のそれは複数クラウドサービスでのデータおよびプロセス連携において、人力によるプログラム開発から解放する。

各連携のためのプログラムに代わり、それぞれのクラウドサービスAPIを利用して、Web上でほぼ自動で連携できる環境を提供する。たとえば、商談~提案に至る営業ワークフローの自動化では、 salesforceなどを用いて人が行っていた作業を「Workato」が自動処理する。しくみはSlackMicrosoft Teamなど会話型ボットを構築可能なSNSを用いて、一元的にすべてのクラウドの情報を活用できるようにもなるという。

NECネッツエスアイは、自動化の設計(レシピ作成)を顧客ニーズに応じて支援し、複数のクラウドサービスで分散管理されているデータや業務プロセスを短期間で統合し、業務の効率化を図ると共に、ビジネススピードの向上を実現するという。