情報通信
「国内3大手IXとの相互接続エコシステムによりデジタル転換を加速」
IT（情報技術）システムを「所有から利用へ」パラダイムシフトさせたクラウドが、今や世界中の様々なビジネスや機構などを支える基盤となっている。と同時に、グローバル規格のDC（データセンター）は、その価値を高めつつ、他のサービス事業者とのパートナーシップや相互接続性が問われている。
「ビジネスを変革、創出」するデジタル転換を顧客と共に実現する「DX Enabler™」として、「デジタルデータの利活用」に注力し、データをインテリジェンスへと進化させて価値あるものとする「データ流通プラットフォーム」提供に取り組んでいるという。NTT Comは17日、 DCサービス「Nexcenter™」の充実を発表した。
今回、上記プラットフォームの支柱の1つ「Nexcenter™」にて、顧客が多様なクラウドサービスやコンテンツサービスプロバイダーなどと自由に接続できる環境の実現を目的に、東京・大阪エリアにおけるインターコネクトを拡充――。国内大手IX（インターネットエクスチェンジ）との直接接続や、パートナーITサービスの利用環境を順次提供していくという。
国内主要DC18ヶ所にて、インターネットマルチフィードの「JPNAP」に加え、BBIXの「IXサービス」、JPIXの「IXポートサービス」といった3大IXとの直接続を実現する。東阪エリアにおけるDC間を均一の低価格で接続するサービスによって、対象の各DCからロケーションフリーで各IXへ接続可能になる。この度の拡充に伴い、より多くのパートナーとの相互接続性を高め、Nexcenterを中心としたエコシステムの形成を加速していく。
これにより顧客はDC内でクラウドをはじめとする多彩なITサービスを活用できるという。同社はDX Enablerとして、eSIM活用のグローバルIoT、マルチクラウド用のネットワークサービス、AIサービスなども展開していく構えだ。