企業のクラウドサービス利用をよりセキュアに ALSIがオプションを追加

アルプス システム インテグレーション(ALSI)は、企業向けWi-Fiセキュリティサービス「Wi-Fi Security for Business」に、「プライベートサーバ」オプションを追加して提供を開始した。あらゆる通信環境下で、クラウドサービスのセキュアな利用が可能になるという。


昨今、数多くの企業において利用が急速に進んでいるクラウドサービスは、今日のビジネス環境において欠かせないものとなりつつある。働き方改革により、自宅やカフェ、ホテルなど社外からクラウドサービスを利用する機会が今後さらに増加することが予想される。

社外でクラウドサービスを利用する場合、利用者を限定する必要があるため、IPアドレスによるアクセス制限を行うのが有効だ。このアクセス制限を実現するためには、通常、利用者は一度社内ネットワークを経由する必要があるが、リモート接続環境構築における費用などが負担となっている。

この負担を軽減するためALSIは、セキュアに各種クラウドサービスを利用できるよう、IPアドレスによるアクセス制限を可能にするユーザー専用の「プライベートサーバ」を、「Wi-Fi Security for Business」のオプションとして提供する。

企業向けWi-FiセキュリティVPNサービスであるWi-Fi Security for Business」は、企業が、フリーWi-Fiを含めた公衆無線LANを安全に利用するためのサービス。米AnchorFreとのビジネスアライアンスにより、同社が提供しているサービスを日本の企業向けにカスタマイズし、ALSIが販売代理店として2018年10月より提供を開始した。

ワンタッチするだけで、全ての通信をVPN経由で暗号化するため、社内からのインターネットアクセス同等のセキュアな環境で利用できる。外出時や出張時など、世界中のどこからでも、どのような通信を使っても、安全に端末を利用でき、ビジネススピードの向上が図れるという。

同オプションの販売価格は、月額1サーバ当たり2万5000円(税別)。iOS/Androidに対応する。