SD-WANを活用した法人向け接続サービスを提供開始、フリービット

フリービットは、法人向け接続サービス「M-Plus!」において、SD-WAN(Software Defined Wide Area Network)技術を活用した次世代型WANサービス「M-Plus! SD-WAN」を提供開始した。


M-plus!は、フリービットが設計から構築・運用・保守までを一貫して提供するアウトソーシングサービス。NTTフレッツ網(地域IP網)・電力系ISP固定IP接続・専用線インターネット接続などを利用した、インターネットVPNサービス「M-Plus! VPN」や、インターネット用のブロードバンド回線とセキュリティを守るファイアーウォールを一元提供する「M-Plus! Firewall」など、各種ニーズに合った接続サービスを提供している。

今回提供開始したM-Plus! SD-WANは、SD-WAN技術を活用することで、従来の物理的な対応ではなくハイブリッドWAN機能によって企業WANを仮想化し、通信経路ならびにアプリケーションをトラフィックコントロールすることで、アプリケーションレベルでのWANの効率化を可能にした次世代型の法人向け接続サービスだ。

128Technologyのトンネリングを使わない最新のルーティング技術「Secure Vector Routing」を採用することで、オーバーヘッドを削減。セッション単位での高度なセキュリティ制御とネットワーク全体のセキュリティをインターネット上で実現したと同社は説明する。

アクセス回線は、イーサネット、インターネットVPN、モバイル接続、フレッツ光など、速度や技術の異なる様々な回線を利用できる。既存のネットワーク環境の利用はもちろん、ネットワークの拡張やフリービットの多様なサービスとの連携にもフレキシブルに対応することが可能だ。接続方式はPPPoEに加えてIPoEにも対応しており、高速な次世代ネットワークも活用できる。

さらに、フリービットが法人向け通信サービスの提供で長年培ってきた、設計から構築、運用、保守までのノウハウを活かして、フルマネージドサービス型アウトソーシングサービスとして提供。同サービスの提供については、NECネッツエスアイの協力により、国内の展開は基より将来的に海外拠点への対応も視野に入れている。