文書管理作業の自動化を仮想アシスタントが支援、富士ゼロックスのクラウドサービス

富士ゼロックスは、クラウド上の仮想アシスタントがオフィスの様々な文書や帳票の管理・送付など、日々発生する繰り返し作業を自動処理するクラウド型サービス「Smartスマート Workワーク Assistantアシスタント」の提供を開始した。


Smart Work Assistantは、あらかじめ用意された業務テンプレートをベースに、例えばファイル名付与のルールや、文書の保管場所への振り分けなど、最低限の設定を施すことで、クラウド上のバーチャルの助手(アシスタント)を生成する。各アシスタントには見積書や請求書、契約書などの帳票種別、および帳票ごとに必要な仕分けや格納、共有、送付・通知、台帳作成といった処理が割り当てられており、ユーザーは上記設定後すぐに使用できるという。

これにより、上記作業が自動処理でき、従来の繰り返し発生する定型作業とそれに要する時間の低減はもとより、作業の抜け漏れを防止し業務品質を担保する。さらに、ビジネスに必要なセキュリティ性能を有する富士ゼロックスのクラウドサービス「Working Folder」との連携も可能で、定められたルールに応じて文書管理を自動化する。

Smart Work Assistantに入力する帳票は、電子文書および紙のいずれも対応可能で、入力はPCのブラウザまたは富士ゼロックスの複合機から行うことができる。PCの場合には、作業対象の文書をアシスタント上にドラッグするだけで、また、紙文書の際には複合機の操作パネル上でアシスタントを選択、その後スキャンすることで、処理が完了する。

月額/従量課金制のサービスとして提供するクラウドサービスとして、富士ゼロックスがサービスの維持・管理を行い、ユーザーはいつでも場所を問わず利用でき、作業量に応じた料金負担でサービスを利用できる。提供価格は、月額4,000円から。一定処理量までは定額、その後従量課金となる。