アジャイル開発をスタートする企業を支援する総合コンサルティングサービス

超高速開発基盤「OutSystems」の販売、導入支援を行うBlueMemeは、アジャイル開発をスタートする企業を支援する目的で、OutSystemsをはじめとしたプロダクトとコンサルティング、トレーニング、受託開発などのサービスを体系化し、「agile SDK」(アジャイル・エスディーケー)として提供を開始した。


2017年12月にBlueMemeは、エンタープライズアジャイル開発サービスを提供するOpenModelsを設立し、「OutSystemsアジャイルデリバリーモデル」をベースとして、情報技術開発と共にサービスを提供してきた。その過程で提供してきたサービスと、蓄積してきたノウハウなどを、アジャイル開発をスタートする企業に向けた標準キットagile SDKとして情報技術開発とともに体系化して統合した。

今後は、それぞれの分野に強みを持つOpenModels、情報技術開発以外のデリバリーパートナーとも連携し、企業のニーズに応じてagile SDKのサービスやプロダクトを組み合わせたソリューションを提供していく予定。

BlueMemeによると、アジャイル開発の導入をスタートした企業からは「DBのサイロ化による開発のコスト及びスピードの悪化」「不明瞭な開発プロセスによるプロジェクトの難航」「大規模プロジェクトのボトルネックとなる意思決定スピード」などのフィードバックを受けることが多いという。

そこで同社は、3つの課題にそれぞれ対応する3つのモデル「アーキテクチャモデル」、「アジャイルV字モデル」、「チームパフォーマンスモデル」を統合した標準キットであるagile SDKとして提供することにした。

アーキテクチャモデルでは、レガシーシステムからのマイグレーションを容易かつ迅速に実現するとともに、多様なデータの柔軟な活用を可能にする様々なアーキテクチャモデルを提案する。アジャイルV字モデルでは、規模プロジェクトへのアジャイル開発手法の適用を可能にするとともに、開発プロジェクトのプロセスのモデル化、明確化を支援する。
さらに、チームパフォーマンスモデルでは、Drexler & Sibbetが、ハイパフォーマンスなチームを作り上げるための方法論として提唱した「Team Performance Model」に沿って、BlueMeme独自のコンテンツとして開発したチームのトレーニングサービスや、定量評価ツールを提供し、自主性と意思決定能力を備えた自律型チームの育成を支援する。

agile SDKは、3つのモデルに対応する分野を強みとするデリバリーパートナーと連携してサービスを提供していく。デリバリーパートナーは、情報技術開発、インテック、NTTデータ四国、アルティテュード、日本ユニカ・システムズの5社