顧客情報の地図展開で、マーケティングや顧客訪問計画などに活用

アグレックスは、顧客情報を管理するための全国住所マスター「ADDRESS」のオプション製品として、住所データに位置情報(緯度・経度)を付与する「ADO-POINT」をリリースすることを発表した。


アグレックスが自社開発したADDRESSは、全国の住所に10桁のコードを付番し、カナ・漢字住所や郵便番号を収録したマスターファイル。1975年の販売以降、約180社への導入実績があり、顧客住所データの市町村合併への変更対応や住所情報の標準化、効率的な名寄せ処理などに幅広く活用されている。

今回リリースするADO-POINTはADDRESSのオプション製品で、ADDRESSの各住所コードが示
す地域に代表点を設定し、その代表点に対する位置情報(緯度・経度)を収録した住所ポイントデータ。住所データに位置情報を付与することで地図展開が可能となり、エリアマーケティングや商圏分析に活用できる。

また、他の位置情報コンテンツとの連携により、代表点から駅などのランドマークへの距離計測ができるため、例えば、「〇〇町1丁目は、A支店からの距離が約8キロメートルで、顧客数がXX人いるから1日かけて訪問予定」といった顧客訪問計画などにも利用可能。

ADDRESSの情報をそのまま使用するため、位置情報取得に際して住所表記の整備作業が不要。また、廃止住所の緯度経度情報も保持するため、住所新設・廃止の時系列管理も不要となる。

毎月のデータ更新により最新状態を維持することで、正確な緯度経度座標値を取得可能
にする。さらに、京都地区については、行政名とあわせて、公称として使用されている「通称名」にも対応する。

初期費用は100万円で、月次メンテナンス費用は5万円(いずれも税別)。