発電機のIoT対応化製品の提供を開始、東洋電機製造

東洋電機製造は、可搬形エンジン発電機の国内大手メーカーであるデンヨーと発電機のIoT(もののインターネット)対応化製品「お手軽通信パック」を共同開発し、サービスの提供を開始致したことを発表した。


お手軽通信パックはデンヨーのエンジン発電機を簡単にIoT化するもので、発売済みの「通信発電機」とほぼ同様の機能を幅広いユーザーに使ってもらえるよう、既存のエンジン発電機に簡単に後付け可能とし、利用してもらうために開発した製品。

発電機本体の改造は不要で、デジタルパネル付きのデンヨー製発電機ならどの機種にも対応可能で、接続は通信、電源の2本のケーブルのみで簡単に取り付けできる。

主な機能は、故障発生時のメール通報や遠隔監視を行なうもので、同社の遠隔監視端末「IORemoter LTE」と、LTE通信回線を活用したクラウドサービスを提供することでユーザーの発電機の安全な利用をサポートする。別途契約するASP(Application Service Provider)サービスを通じて機能を利用できる。

遠隔地のPC、スマートフォン、タブレットなどから現場にあるエンジン発電機の運転状況を確認する。エンジン回転数、油圧、水温、バッテリ充電電圧、燃料残量などが監視項目含まれる。

また、軽故障発生時・復旧時にメールで管理者に通報する。お手軽通信パック番号、発生日時、エンジン発電機の監視項目の状態などが含まれる。