既存ファイルサーバにWebポータルを自動生成して文書共有

コンピュータの性能向上、インターネットに加えスマホなど多種多様なデバイスの普及により、膨大なデジタルデータを複数人でリアルタイムに活用する時代に突入した。


日本において'14年総務省が公開した「ビッグ・データ時代における情報量の計測にかかわる調査研究報告書」(同省ウェブPDF)によれば、ファイルサーバなどに格納される文書・画像・ログなどの非構造化データは今後も飛躍的に増加する。肥大化し続けるファイルサーバ内情報の効率的な共有・活用は、もはやどの企業も避けられない課題となっている。また、ワークスタイル変革に伴い、決裁などのペーパーレス化が求められつつあるという。

オーシャンブリッジは、NHKメディアテクノロジー社と販売契約を締結し、ファイルサーバ文書共有システム「Astack」を'19年2月より出荷開始(予定)だ。上記変革の流れを踏まえ、Bravaシリーズを通じ15年以上ナレッジ共有及びファイルビューア市場であげてきた実績を活かし、既存のファイルサーバを活用し、低コストでユーザーがいつでも、どこでも、端末を選ぶことなく簡単に自社内の文書データを検索・共有・閲覧できるようにするという。

Astackはファイルサーバに保存されたOfficeファイルやPDF、CAD図面、画像ファイルなどをフォルダー構造を変えることなくそのままWebポータル用に変換するソリューションであり、Webポータル化した後は手軽にダウンロードできるほか、PDF形式での表示が可能。公開した文書を他のデータベースと同様に全文検索できるうえ、Webポータル構築の定期的なスケジュール実行や、ファイルサーバへのアクセスログの記録・修正などの機能も搭載している。

Bravaの高度なファイルビューアオプションとの併用により、ファイルの持ち出し制御などのセキュリティ対策、CAD図面ファイルの閲覧といったニーズにも対応可能だという。