近年、労働人口の減少や働き方改革の切り札として、RPAによる生産性、品質の向上や、業務効率化の期待が高まっている。一方で、対象業務の選定に失敗したために、期待していた効果が得られないという課題も増えている。目に付いた業務に導入したが効果が出ない、エラーやメンテナンスの運用負荷が高い、対象業務を選定するノウハウやリソースがないという事例も散見されるようになった。
そこで、SCSKサービスウェアはRPA対象業務の選定に着目したサービスを開発。このサービスは2017年度からRPA活用を全社的に推進した経験からノウハウを体系化して、企業がスムーズにRPA活用できるように支援するもの。
「RPA適用業務評価サービス Light版」は、RPA導入や業務選定をする際、業務コンサルタントのアドバイスを聞きたい企業が対象。評価用シートに沿ってRPAを導入したい業務や工程の特性を確認した後、その結果を基に業務コンサルタントがRPA適用の可能性を評価する。評価用シートとは、RPA化対象業務を抽出、評価するためにSCSKサービスウェアが独自に開発したシートのこと。
「RPA適用業務評価サービス Standard版」は、RPA導入のために業務プロセスの見直しや改善を視野に入れて、対象業務を選定したい企業が対象のサービス。業務コンサルタントがRPAを導入したい業務や工程の特性をヒアリング後、報告書を作成し、RPA適用に向く業務はその効果を試算。適用が難しい業務は、RPA化に向けた課題を提示する。
SCSKサービスウェアは、RPA導入前のアセスメントとして、業務改善とRPA導入をワンストップに支援する「RPA業務アセスメントサービス(仮称)」を2019年3月から提供開始する予定。
同社の業務プロセスコンサルティングサービス「B-RAP」のノウハウに加え、BPOの運用知見を取り入れたこれらのサービスで、企業のRPA導入効果をより高めるための支援を進めていく。