業務の効率化、24時間365日対応可能なAIチャットボットにて

世界的にみて長いといわれている日本人の労働時間。だが改正労働基準法の施行('88年)以来、それは減少を続けていて、近ごろはアメリカを下回り、イタリアやイギリスと大差ない。現況は、少子高齢化など社会的課題の深刻化を背景に、逆戻りする恐れすらある――。


日本と欧米諸国との労働時間比較は、独立行政法人JILPTの「データブック国際労働比較2018」(PDF版)第6章のグラフにて確認できるにしても、近未来の数値はわからない。デジタル変革に積極的な人や組織を多く抱える国が、他国に先んじて劇的な変化を示す可能性がある。

今月22日、ALSI社は、Microsoft Teams導入企業および業務効率化を推進している企業向けに、ハイブリッド型の人工知能(AI)チャットボットサービス「ASBOT」を提供開始する。AIによる自動判断と、固定の会話シナリオ(ルールベース)を組み合わせて利用できる、同サービスは、Office365の有効活用を支援する「Swindy」シリーズに位置付けられている。

例えば、業務遂行に要する取引先のホームページがWebフィルタリングソフトでアクセス制限されている場合、解除申請の必要がある。そこで「ASBOT」を利用すればチャットボットが対応――。API経由でワークフローとの連携も可能なため、問い合わせと申請を同時に行うことができ、チャットボットと、ワークフロー双方のシステムでの起票は不要となる。問い合わせ業務の省力化、申請業務の効率化を実現するという。  

「ASBOT」はそのプラットフォームをMicrosoft Teamsとすることで、Office365の利便性とセキュリティレベルを担保したチャットが可能となる。そして運用・メンテナンスが容易。適用業務で「24時間・365日対応可能」なため、「労働時間の削減」や「労働力の確保」につながり、業務効率化の向上を支援する。