ビデオリサーチら3社のマーケティングデータを活用した新ソリューションを構築

ビデオリサーチは、NTTレゾナント、クロスリスティングと、それぞれの企業が保有する様々なユーザー関連情報を集約した統合データを活用した新たなソリューションの構築を進めていくことを発表した。


具体的には、クロスリスティングが提供する「クロスリスティングDMP」を通じて「教えて!goo」のアクセスログと、ビデオリサーチのシングルソースパネルである「VR CUBIC」が保有するテレビ視聴ログやプロフィールデータをはじめとする各種パネルデータと連携させる。

ビデオリサーチでは、テレビ・PC・スマートデバイス(スマートフォン/タブレット)の接触状況を実測で測定し、数百項目の詳細プロフィール情報をかけあわせたセグメント化・分析が可能な「VR CUBIC」をはじめ、各種メディアデータや生活者プロフィールデータを多数提供している。

クロスリスティングが提供する「クロスリスティングDMP」では、NTTレゾナントが運営する日本最大規模のQ&Aコミュニティサービス「教えて!goo」の閲覧データや検索データを蓄積、統計的に解析することが可能。

そこで得られる解析データは、ユーザーの興味関心やライフステージ、また悩みや疑問などインサイト(本音)を可視化し、様々なデジタルマーケティングへ柔軟に活用できる。例えば、NTTレゾナントでは上記データを活用しオーディエンスターゲティング広告を提供している。

今回のデータ連携にあたり、ビデオリサーチのデータと教えて!gooのアクセスログが補完しあえる環境を構築。「料理番組の視聴者が、インターネットの閲覧履歴から子どもの進学や家計の節約に悩んでいる」など、TV視聴データやユーザーへのアンケートだけでは把握が難しかった消費者の興味や関心をインターネット閲覧履歴データと掛け合わせる。より深く理解することが可能となり、消費者を取り巻く背景や状況を深く知ることができるという。

ビデオリサーチとクロスリスティングでは、このデータ連携による消費者のインサイトを可視化する様々な観点でのレポートを定期的に紹介していく。今後も各社のマーケティングデータを連携させ、新たなソリューション事業構築に向けて取り組む。