重要なデータを隔離してランサムウェアや破壊的サイバー攻撃から守る

デルとEMCジャパン(以下、Dell EMC)は、ランサムウェアおよび破壊的なサイバー攻撃に対するデータ保護の最後の砦となるように設計された「Dell EMC Cyber Recovery(サイバー復旧)」ソフトウェアを発表した。

いまやサイバー攻撃は頻繁に発生する一般的な事案になっている。最悪の場合、長時間にわたるダウンタイムによって数日、場合によっては数週間にわたり企業の業務が停止する事態を招き、数億円規模の損害を引き起こすこともある。

多くの大手企業は強力なサイバーセキュリティとアンチマルウェア検出機能を実装しているが、ランサムウェアや破壊的サイバー攻撃がもたらすビジネスプロセス、データ破壊から復旧できない場合、その被害は甚大なものになり得る。

Dell EMC Cyber Recoveryは、保護ストレージアプライアンスの「Dell EMC Data Domain」に統合されている新しいソフトウェア。データ隔離とビジネス継続性を合わせることによりサイバー攻撃のインパクトを最小限に抑えながら、重要なデータとシステムの復旧をより迅速かつ高い成功率で実現するソリューションを提供する。

「Cyber Recovery Vault(CR Vault)」内の安全な環境に隔離している重要なデータのコピーの維持管理を自動化することで、これらのデータコピーを攻撃対象領域(アタックサーフェス)外へ防護する。

また、最適なテストベッドとして機能するCR Vaultによって、導入企業はリストアを実行する必要なしに、また保護しているデータセット内に潜んでいるかもしれないマルウェアを起動させることなく、格納しているデータに対してセキュリティ分析を実行できる。

新しいREST APIオートメーション フレームワークが、40以上のヒューリスティック(発見法)によってセキュリティ侵害のサインを発見する「Index Engines CyberSense」のような、セキュリティ分析ソフトウェア製品とのシームレスな連携が図れる。

販売価格は、550万円から(税別)となっている。