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ICTを活用したスポーツの遠隔指導に関する実証実験、ソフトバンクと九産大
九州産業大学とソフトバンクは、ICTを活用したスポーツの遠隔指導に関する実証実験を2019年3月末日まで実施する。九州産業大学の人間科学部スポーツ健康科学科において、ソフトバンクのオンラインレッスンプラットフォーム「スマートコーチ」を活用して、ICTを利用した指導法や新たなスポーツ教育の検討を行う。
スポーツ指導法の実験は剣道、バレーボール、ハンドボール、準硬式野球の部活動4種目、約100人の学生を対象とする。学生がスマートフォンなどで撮影してアップロードした競技中の動画に対し、九州産業大学の専門教員やコーチが、動作の改善点などを文字や図形、音声などで指摘、システムを介してフィードバックを行う。場所や時間に制約されないオンライン指導の有効性について検証する。
また、「スポーツ科学演習」などの講義やゼミなどにおいて、オンライン指導の活用方法などを議論し、スポーツ教育への応用の可能性を探る予定だ。
ソフトバンクは、社会貢献活動の一つとして次世代育成を掲げ、教育支援においてスポーツ分野におけるICTの利活用を推進している。今回の実証実験では「スマートコーチ」の提供および使用するタブレット端末を無償で貸し出し、スポーツ教育におけるICT活用の拡大を支援する。
九州産業大学では、期間中「スマートコーチ」上の動画やコミュニケーション記録のデータ分析などを行う研究会や、学生同士の意見交換会などへの活用、新たなスポーツ教育方法や、ICTに習熟した体育教員養成への有効性の検証なども行う。2019年春以降の対象拡大や学内他学部との連携によるプラットフォーム強化の可能性なども視野に入れて実証実験を進めるという。