ストレスを感じたら、微細藻類を摂ってアドレナリン抑制

人間の自律神経には緊張や興奮、ストレスを感じたときに活性化する交感神経と、リラックスしたときに活性化する副交感神経があり、通常は交感神経と副交感神経のバランスは保たれている。しかし、例えば強度の高い運動などを行うと、ホルモンの一種であるアドレナリンの分泌が増加――。

アドレナリンの増加で交感神経が活性化し、瞬発的に身体的パフォーマンスが向上する。けれども同時に身体へのストレスの原因にもなるという。ユーグレナは、名古屋市立大学との共同研究にて、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)特有の機能性成分であるパラミロン(不溶性β-グルカンの一種)を継続摂取することで、高強度運動による血中でのアドレナリンの分泌が抑制されることを確認した。

共同研究では、マウスを下記3群に分け、2週間の経口摂取と一部で強度の高い運動の実施。各群において血中のアドレナリン値を測定した。

①通常食を与え、運動をさせない群(安静群)
②通常食を与え、走行させた群(運動群)
③パラミロンを入れたエサを与え、走行させた群(運動+パラミロン群)

結果、③群は②群よりも血中のアドレナリン値が有意に抑制されることを認めた。すなわちパラミロンは、強度の高い運動による血中でのアドレナリンの分泌を抑制し、運動によって交感神経が優位となる状況を緩和する――可能性が示唆された。今後は、パラミロンの摂取で高強度運動によるアドレナリン分泌が抑制されるメカニズムと、その生理学的な意義の解明を進め、ストレスに対するパラミロンの有用性を立証していくという。

植物と動物の両方の特徴を持ち、ビタミン類やミネラルなど豊富な種類の栄養素をバランス良く含む微細藻類について、'05年に世界で初めて食用屋外大量培養に成功した同社は、ユーグレナおよびその含有成分の健康食品、医療分野等での利活用や食材としての付加価値向上を目指し、これからも研究開発を行っていく構えだ。