業務文書の表記ゆれ、あいまいな表現を解消するツール「cleardox」

シーイーシーは、ドキュメント文書の構造解析やビッグデータの全文検索エンジンを活用したドキュメント診断ツール「cleardox(クリアドックス)」を提供開始した。ドキュメントのあいまい度診断ツール「ClearDoc」を一新し、ユーザーの設計・製造品質の向上に役立つ利便性、ナレッジ化を追求して機能を拡充した製品。


cleardoxは、OfficeドキュメントやPDFで作成された設計書・仕様書などの設計文書、品質、規格関連文書、作業指示・報告書、マニュアルなどの他業務文書の表記ゆれ、あいまいな表現を解消し、ドキュメント全体の品質向上を実現するツール。

ドキュメント品質の診断(Checker)機能を中心に、スピーディーな文書検索(Finder)、文書間の関連性検索(Tracer)、品質分析、統計化(Dashboard)など文書の取り扱いに関わる作業効率を改善する機能をパッケージ化している。

企業のデジタル変革が進み、ものづくり領域ではIoT(モノのインターネット)関連市場の活況を背景に、つながる機器の開発が進められている。グローバルな製品開発や販売の増加に伴い、今後はさらなる機能安全、信頼性など品質説明力への要求が高まると予測される一方、デジタル化にも関わらず、増え続けるドキュメント資産の品質担保が求められている。シーイーシーでは、cleardoxは複雑化するものづくりのニーズに対応し、市場が求めるドキュメント品質の向上を支援すると説明する。

設計・製造・品質保証部門、プロジェクト管理者、ドキュメント作成者・評価者向けの製品と位置付けており、技術文書リリース前の定量的な品質チェックによるドキュメント品質の向上、要求変更時の修正漏れの防止、フォルダ内の管理、最新化、モレ・ダブりの排除作業などの導入シーンを想定する。