4Kライブ映像ユニキャスト、短期利用も可!低遅延で複数拠点へ」

TOKYO2020に向けて現行ハイビジョンの4倍の解像度を誇る「4K」放送の準備が整いつつある。と同時に昨今、映像配信が身近なものとなっていて、遠隔講義やイベント中継など、法人向け映像配信への需要も高まりつつある。


様々な場面で高臨場映像を視聴する機会が増えてきた。が、4K映像を複数拠点へ配信するには多くのコストや準備期間を要する。その利用は容易ではないという。NTTビズリンクは、NTTが開発したソフトウェアスイッチ・ルータLagopusをベースに、新たに4K映像の低遅延複数拠点ライブ配信を行える「4Kユニキャストコピー映像配信ソリューション」の提供を開始した。

短期間からの利用も可能だという、同ソリューションは、汎用サーバ上で高速動作するLagopusを基盤とする「Flow Copy-Castシステム」を活用していて、インターネットよりも安心安全なIP閉域網と、利用形態に柔軟に対応する配信クラウドとを組み合わせることにより、「4K映像を低遅延ライブ配信で」、「複数拠点に」といった法人顧客ニーズに応える。

4Kユニキャストコピー映像配信ソリューションは、4K映像を複数拠点へユニキャスト方式でライブ配信する。配信元のカメラ映像のエンコード(映像データ圧縮)、ユニキャスト回線経由での各配信先への送信、デコード(映像データ復元)まで全て一括での提供が可能であり、11月14~16日、幕張メッセで開催の「InterBEE2018」にて披露される。

これまで株主総会、社長/幹部講話、製薬会社セミナー、医薬系学会等における映像配信ソリューションを提供してきたNTTビズリンクは、NTTとともに、法人向けサービスでのSDN(ソフトウェア定義型ネットワーク)技術のさらなる活用のために、Lagopusをはじめとする高速なソフトウェアパケット処理技術について商用環境下での動作検証等を活発にしていく構えだ。