コネクテッドカー向けEthernet AVBミドルウェアの製品力を強化

図研エルミックは、車載インフォテインメントや自動運転など、コネクテッドカーの基盤となるネットワーク技術としても注目される「Ethernet AVB」規格をIoT機器に実装するためのミドルウェア製品「Ze-PRO AVB」を強化した。

今回の機能追加では、音声に加え動画のストリーミング機能を追加し、車載グラフィックスSoCを開発/販売するソシオネクスト、リアルタイムOSを提供するイーソルと連携し開発環境を整備することで、ユーザーの使いやすさを向上させたという。

Ethernet AVBは、AVnu Allianceが標準化した、高品質な画像や音声など、タイミング制約が厳しいデータをEthernet上で送受信するための通信規格。外部のクラウドサービスとのインターネット接続や、車内での大容量画像コンテンツの活用を可能にしつつ、車内のネットワークをEthernetに集約することで部品の軽量化にも有効だという。

図研エルミックでは2014年からEthernet AVB規格に準拠したミドルウェアライブラリであるZe-PRO AVBを提供してきた。今回バージョンアップし、動画ストリーミング機能を追加したことで、ドライブレコーダー、車両管理システム、ビデオ視聴、サラウンドビューなど、リアルタイムの動画再生の必要性が高いアプリケーションへの応用を可能にした。

動画ストリーミング機能の追加を機に、図研エルミックは車載グラフィックスSoC「SC1810」を提供しているソシオネクスト、およびSC1810で動作実績のあるリアルタイムOS「eT-Kernel」を提供するイーソルと連携して開発環境を整備。ユーザーの使いやすさを向上させた。

動画のストリーミング機能を最大限に生かすには、親和性の高いOSやグラフィックコントローラーの存在は大変重要となる。図研エルミックは、Ze-PRO AVBがソシオネクストのSC1810用Ethernet AVBドライバー、ラッパーとスムーズに連動するよう、インターフェース部およびサンプルアプリケーションのチューニングを実施。その上で、SC1810との動作検証を行った。あらかじめ検証済み設計環境が整えられていることから、設計者はEthernet AVB規格の仕様を精査し、ミドルウェアを設計し、さらにSC1810用に調整して移植をするという作業から解放される。開発期間とコストを削減できるという。

図研エルミックがコネクテッドカー向けEthernet AVBミドルウェアの製品力を強化


カテゴリー: 情報通信 , 自動車   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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