物流最適化に向けた物流ビックデータの活用を推進

アスクルとHacobu(ハコブ)は、Hacobuが提供する物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」の「MOVO バース管理ソリューション」をASKUL Value Center関西(以下、AVC関西に導入した。2019年春に運用開始する予定で、その後、全国のアスクル物流拠点へ順次導入することを検討する。


アスクルはAVC関西において、2018年2月の本稼働開始後、多岐にわたる納品事業者のスムーズな納品と現場の負担軽減を図るべく、他社バース予約システムの導入など様々な工夫を行ってきた。

同社は、今後さらに増加していく物量にも対応できるよう、機能の多様性・運用上の柔軟性を評価し、MOVOバース管理ソリューションの導入を決定した。また、Hacobuが大手GMSを含む複数の小売事業者や、納品側の大手消費財メーカーなどに対し、同システムを導入・運用した実績を有することも評価した。

MOVOバース管理ソリューションは、物流拠点でのバースの予約、受付およびドライバー誘導に関わる業務のデジタル化を実現するクラウド型サービス。物流拠点におけるトラック待機の削減と効率的な納品・出荷の実現、実績の見える化を通じた業務改善のサポートを目的としている。

AVC 関西へのMOVOバース管理ソリューションの導入によって、AVC関西に納品するメーカーなどの納品事業者、もしくはその運送委託先の配送管理者、納品を行うドライバー、AVC関西の管理担当者などが、PCやタブレット、ガラケー/スマホなどの携帯電話といった様々なデバイスを活用して、MOVOプラットフォームにアクセスできるようになる。

大口チャーター便は配送管理者が主体となってPCから予約、路線便はドライバーが適宜到着予定時刻を考えながら携帯電話から予約するなど、ユーザーによって運用を使いわけることが可能。納品予約から現場でのコミュニケーションまでの一連の業務を、一気通貫でオンライン化することを目指す。