ガソリン車と比べて85%以上のエネルギー消費量削減を達成、フィリピンで実証

NEDOとソフトバンクは、フィリピンのマニラ市内で電動三輪自動車と、充電設備や課金システムなどで構成するEVエコシステムを組み合わせた新公共交通システムの実証事業を実施し、その結果として「正確な定期運行」、「車両の稼働率管理」、「充電管理」、「システム(技術)の汎用化」を実現し、従来のガソリン三輪車と比べて85%以上のエネルギー消費量削減を達成した。



今後、同実証事業の成果をもとに、同国への新公共交通システムの普及を図り、エネルギー消費量削減に貢献していく考え。

今回両者は、新たに導入する電動三輪自動車とEVエコシステムを組み合わせた新公共交通システムの導入に関して実証を行い、同システムの有効性と省エネ効果を検証して3つの成果を得たという。

1つ目は、車載IT技術を駆使し車両間隔の自動調整の仕組みを導入することに成功し、正確な定期運行を実現。2つ目は、テレマティクス技術を用いて都度発生する不具合を素早く発見し、早急に対応策を打つことにより車両故障や充電計画不備などによる配車計画への支障をなくし、運行スケジュールの遵守率90%以上を達成した。3つ目は、バッテリー残量や充放電状況をリアルタイムでモニタリングすることで、バッテリーが切れることなく運行することに成功したという。

また、電動三輪自動車普及の代表的な阻害要因である充電環境問題に対して、個別認証、個別充電量、個別機器状態などの情報をネットワーク経由でデータベース化して、管理・制御する仕組みを確立した。

さらに、車両システムを旅客運行事業者に対してサービスとして一括提供できる仕組みを構築し、旅客運行事業者ごとの多様なニーズにマッチできるように多様な契約形態への対応を可能にした。

これら実証内容を通して「正確な定期運行」「車両の稼働率管理」「充電管理」「システム(技術)の汎用化」を実現したという。実証サイトであるイントラムロスにおいて、公共交通機関として従来のガソリン三輪車を導入した場合と比べ、本システムを導入した場合の方がエネルギー消費量85%以上を削減できることを実証している。

フトバンクは、今回の実証事業サイトをショールームとして活用することで、フィリピン国内への新公共交通システムの導入・普及を図る。大幅な排気ガス削減やエネルギー消費量の削減に貢献するとともに、大気汚染、騒音、交通渋滞といった交通に起因する環境負荷問題の解決を目指す。

フィリピンで電動三輪自動車による新公共交通システムの実証事業を完了


カテゴリー: 情報通信 , ロジスティクス , 自動車   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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