製薬業界に特化したAIチャットボットサービスはじまる

数多の企業が製品情報を開示している。製薬業界では、効能・効果や用法・用量などの基本情報から、製品の写真、各種試験データまで、さまざまな情報を検索システムなどを用いて提供している。


各製薬会社はそれらの情報を誤りなく提供するために、約10万語の病名や、他社製品をも網羅した情報について、関連データなども含めてシステムに登録し、管理しておく必要がある。が従来、データベースの構築は容易ではなく、登録・管理作業担当者にかかる負荷が課題となっていた。さらに、病名の呼称変更や新製品リリースの際、適時にデータベースを更新することが求められていたという。

日立システムズと、イクシーズラボは、製薬業界に特化したチャットボット=対話型自動応答AIサービス「カイワサービスフォーメディカル」を11月1日より提供――日立システムズが独占的に販売する。同サービスは、専門用語が多く、情報の正確性も求められる製薬業界でチャットボットを効果的に活用できるよう、イクシーズラボのAI会話プラットフォーム「CAIWA」に、ティ辞書企画社の医薬用語シソーラス辞書「T辞書」が組み込まれてある。

同サービスの活用により、薬剤師ら医療関係者向けのWebサイトや、自社の医薬情報担当者(MR)向けWebサイトなどにおいて、医薬用語の表記のゆれや用語の変化に対応。高精度のしくみを容易に導入できる。「カイワサービスフォーメディカル」の利用者が製品名や病名を略称ないし英語で入力し、検索した場合でも、正しい製品名・病名を瞬時に判断。入力文全体が解釈され、誤情報のない回答が得られる。

定期更新によって常に最新の医薬用語を保つT辞書があるボットで、データベースのメンテナンスは不要。Webサイトの利便性が向上するほか、誤情報を防ぐための登録・管理業務の負荷を軽減し、製品等が新たにリリースされた際などにもタイムリーに適切な情報を提供できるという。