三菱電機は、FA統合ソリューション「e-F@ctory(イーファクトリー)」の一つであるIoT(モノのインターネット)を活用した工作機械の遠隔保守を支援するリモートサービス「iQ Care Remote4U(アイキューケアリモートフォーユー)」において、従来の自社製放電・レーザー加工機に加えて、数値制御装置(CNC)にも適用したサービスを2019年1月7日に開始する。
e-F@ctoryは、FA技術とIT技術を活用し開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減するソリューション提案する。同社のサービスセンターが工作機械に搭載されたCNCの状態を遠隔から診断。アラーム履歴やパラメーターなどを分析し、異常原因の早期検出を可能にする。
サービスのプラットフォームを、クラウドを通じて工作機械メーカーへ提供することで、各社独自のリモートサービスを容易かつ低コストで構築が可能。また、PCやスマートフォン、タブレット端末で遠隔地からでも専用ソフトなしに工作機械ごとの稼働率、消費電力などを容易に確認可能。ダッシュボード機能により、生産プロセスの改善・ランニングコスト低減に貢献する。
CNCユーザー向けリモートサービスライセンス(年間)である「iQ Care Remote4U ユーザーライセンス」、工作機械メーカー向けリモートサービスライセンス(年間)である「iQ Care Remote4U プラットフォームライセンス」、iQ Care Remote4U プラットフォーム接続専用ユニット「リモートサービスゲートウェイユニット」で構成される。