スマホの業務利用のセキュリティ対策を強化

アルプス システム インテグレーション(以下、ALSI)は、クラウド型セキュアWebゲートウェイサービス「InterSafe GatewayConnection」(インターセーフ ゲートウェイコネクション)」を機能強化し、アップデート配信を開始した。


InterSafe GatewayConnectionは、標的型攻撃に用いられる脅威サーバへの通信をブロックする「サイバー攻撃対策サービス」、「Webフィルタリングサービス」、マルウェア感染を防止する「アンチウイルスオプション」を提供するクラウド型セキュアWebゲートウェイサービス。

InterSafe GatewayConnectionをプロキシに設定するだけで、これらのサービスが利用可能。特にWebフィルタリングサービスでは、高精度URLデータベースと高度分類クラウド「IWCC」(Intelligent Web Classifier Cloud)のダブルエンジンによる、高度なセキュリティを提供している。

今回のアップデートでは、昨今企業の課題となっているスマートデバイスのセキュリティ対策を強化した。専用アプリ「ISGC Agent」をインストールすることで、スマートデバイス(iOS、Android)の標準ブラウザや業務システムなどに搭載されるアプリ内ブラウザでのWebフィルタリングを可能にした。フィルタリング専用ブラウザは不要なため、既存の業務システムの利用を妨げることなく、スマートデバイスで抜け漏れのないWebフィルタリングが利用できるという。

今後もALSIでは、2019年春からはインシデントアラート機能を拡張する予定。300~3,000ユーザー規模を主な対象とする。

現在、国内の各企業において「働き方改革」が推進され、サテライトオフィスやコワーキングスペースの活用、在宅勤務など、場所にとらわれないテレワークの導入が増えてきている。

テレワークでは、安全が担保されていない社外からインターネットにアクセスする。また、企業から貸与されている業務利用端末は、PCに加えてスマートフォンやタブレットなど、デバイスの種類も多岐に渡る。セキュリティ上危険なWebサイトにアクセスしてしまう可能性もあり、情報漏えいやウイルス感染、標的型攻撃などのインターネットリスクへの対策が課題となっていると同社は説明する。