通信ドライブレコーダーとスマートデバイスが連携し、高度な運行管理・支援

パイオニアは、業務用車載端末を通信回線でサーバと接続し、車両の動態管理や危険運転の通知・分析など高度な運行管理・支援を行える、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」を提供していることを発表した。


ビークルアシストは、カーナビゲーションや、通信ドライブレコーダーなど幅広い対応端末をラインアップし、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションを提供できるサービス。

ビークルアシストのアップデートにより、乗車する車両に取付けた通信ドライブレコーダー「TMX-DM02-VA」と所持するスマートフォン/タブレットの双方のデータを1人のドライバーに紐づけし、クラウド上で統合・管理できるようになる。

これにより、映像を活用した安全運転管理はドライブレコーダーを、コースの指示や動態の入力などはスマートフォン/タブレットを用いるなど、それぞれの端末の特長を活かした高度な運行管理・支援を実現できる。

「コース業務管理」アプリがインストールされたスマートフォンやタブレットで、通信ドライブレコーダーを搭載した車両を移動手段に選択すると、ドライバーと車両が紐づけされるので、共用車でもドライバーごとの運行管理が可能になる。

事故や危険挙動時の動画を自動でアップロードする通信ドライブレコーダーにより、リアルタイムに動画をPCで確認できる。また、急加減速、急ハンドルなどの危険挙動を通信ドライブレコーダーが検知すると音声と画面表示でドライバーに警告するとともに、ドライバー名や日時、車両が記載された通知メールが動画とともに管理者に送信される。

危険運転警告を出さないよう事前指導を行うとともに、危険挙動通知メールが届いた際に事後指導を行うシンプルな運用方法で、安全運転対策を継続的に行えるので、事故リスクの低減およびドライバーの安全運転意識の向上につながるという。

さらに、画面上から簡単な操作で最適なコースを作成し、ドライバーが所持するスマートフォンやタブレットに送信可能。ドライバーは管理者から送られてきたリストの順番に従い確実に訪問できる。

その他、走行ログデータやスマートフォン/タブレットでドライバーが入力した休憩中・待機中といった動態、訪問先ごとに入力したコメント・写真などをもとに、日報を自動的に作成する。