昨今、多くの子どもが、塾や習い事の掛け持ちやスマートフォンの所持により、一人で外出する機会が増加し行動範囲も広がる傾向にある。一方で育児と仕事を両立している保護者の増加に伴い、子どもの安全・安心に備えた見守りサービスへの需要が高まっている。
これまでのGPS見守りサービスでは、保護者が子どもの位置情報を都度手動で検索する必要があり、仕事や家事を行いながらの状況把握に課題があった。NTTデータでは、これまで、1,000校37万人が利用するFairCast学校連絡網(2018年9月末時点)を通じて子どもたちと家族の安心を守る仕組みを提供してきた。今回、上記の課題解決のため、FairCast学校連絡網のラインナップにGPS BoTを追加する。
GPS BoTは専用端末を使い、高精度で子どもの現在地を捉え、保護者に通知するサービス。常時現在地を把握し、学校や塾など、子どもがよく行く場所をAI(人工知能)が自動で学習し、到着・出発をPUSH通知する。
クラウド上で位置を特定する高精度なトリプル測位エンジンを搭載。NTTデータによると、これまでのGPS見守り端末と異なり、一般的なGPSの電波だけでなく、周辺のWi-Fiアクセスポイントの電波や携帯基地局の電波もセンシングするため、従来のGPS端末では難しかった、屋内や地下での位置も特定することが可能だという。
また、過去1週間分の移動履歴も確認できるため、子どもの日常的な行動を把握することができる。AIが学習すると、そこに出発・到着した際に保護者のスマートフォンに自動で通知する。通常、1週間程度で自宅や学校を特定し、週1回の塾や習い事などは1カ月程度で学習できると説明する。
このサービスの端末料金が4,800円(税別、以下同)、月額利用料金が480円となっている。