関西国際空港、自律走行型ロボットを導入

半導体やネットワーク機器の輸入、販売、開発を手がけるマクニカは、関西エアポートが運営する関西国際空港にて、カナダのAvidbotsの自動清掃ロボット「Neo(ネオ)」を導入したことを発表した。自律走行で広域清掃するロボットとして注目されている。


関西エアポートは、近年目覚ましい技術革新を遂げているロボットを活用することで、空港のさらなる快適性向上、人材の有効活用によるサービス向上を図ることを目的として、関西国際空港において、2018年1月からロボットの実証実験を実施しており、2018年10月15日より自動清掃ロボットであるNeoの運用を開始する。

Neoは広範囲のフロア清掃を自動実施することが特徴。清掃スタッフは清掃を実施したいエリアでNeoの自動清掃を開始すれば、人の手で実施する他の清掃業務を行っている間に、フロア清掃が完了する。清掃に携わる全ての人の負荷を大きく軽減できるという。

従来、広範囲の清掃を行うには、1人1台の清掃機を操作していたため、多くの人が同時に作業を行う必要があった。Neoの自動清掃では、1人の作業員が複数のNeoの自動清掃を順番にスタートさせるだけで一気に清掃が行える。作業効率が大きく向上し、また常に均一な品質で行う清掃作業の結果は作業後のレポートで確認することで、作業の見える化、管理も容易に行うことが可能。

マクニカは、関西国際空港においてNeoの導入から、サポート、保守、メンテナンスサービスなどを担当する。