情報通信
アクティブSFAとオンデマンドDMを連携、B2B企業の営業支援
個人情報保護法の施行以来、日本ではB2Bの新規セールス活動がしづらくなっている。セミナーを開催するなどして見込み客のリストを作り、アポ取りに成功すればしめたもの、多くは営業支援ツール(SFA)上のステータスが初期のままで、部課長が期待する自動化の効果はどこへやら――。
それに加えて、見込み客の元にはネットやスマホアプリ経由のさまざまなアプローチがある。喜び勇んで訪れた先で、「いやー私は御社の製品を導入したいと思っているんだけど、うちの上(と天井を指さし)がB社のアプリ広告を見て......」なんてこともありがちな話だ。
WEB広告などオンラインのそれが激戦区となっている昨今、オフラインで継続可能な施策として、DMはターゲットの目に触れやすく手元に届き保管されやすい等のメリットが見直されているという。セールスロボティクス社と、TISインテックグループのネクスウェイは今月2日、データ分析とインサイドセールスを融合した営業支援クラウドサービス「SALES BASE」と、DM印刷発送の「NEXLINK オンデマンド便サービス」の連携による新サービスを始めた。
ネクスウェイは、顧客の製品・サービスに合わせたターゲット選定(リスト紹介)や原稿制作など、DMを「安心・簡単・便利に費用対効果よく」行う支援もしている。一方、セールスロボティクスは、今すぐ営業できる最新の優良リードを安定的に提供し管理するしくみにて、独自のターゲット抽出エンジンで膨大な法人営業系データを活用し、顧客商品・サービスに最適なリストから、インサイドセールスを軸に自動アプローチを可能にしている。
両社のサービス連携によって、リストの提供から、アウトコールとDMの連携を強化。リードの獲得から商談獲得までを効率化し、より精度の高い商談に導くためのナーチャリングプロセスの設計および実行を具現化し、質の高い見込み客獲得をサポートするという。