Sansan、名刺情報を活用して企業のブランド力を評価

Sansanは、BtoB企業のブランド力指標 「BBES(BtoB Engagement Score)」と、大規模調査済みBBESデータを閲覧・比較・評価できるモニタリングサービス「BBES Monitor」を発表した。


これまで一意に調査や定量化することが難しかった、BtoB企業の全方位的なステークホルダーとのエンゲージメント力(ブランド力)に基準を作り、BtoB企業はブランド力を中長期的に評価・観測できるようになるという。

BBESは、BtoB企業のステークホルダーとのエンゲージメントを測定できる、定量指標として、Sansanが独自に開発を行った指標。調査対象企業の経営、営業、開発、バックオフィスに至るまで、調査対象企業の社員と直接の接点を持った個人を対象として調査する。

具体的には、「ブランド」「モノ」「ヒト」の3つの指標について、対象企業と接点のある個人に対し質問し、11段階の指標で評価付けすることで測定される。評価された3つのスコアの平均点を算出されたスコアをBBESとする。

BBESは「テレビCMやマスプロモーションの効果測定」「リスク管理 ・事業拡大戦略における判断材料」「ブランド施策の効果測定」「社内のコンプライアンス、ガバナンスの状況チェック」などに活用できる。

BBES Monitorは、BBESのデータがあらかじめセットされ、活用するためのモニタリングサービス。「大規模調査に基づくBBESデータベース」と「調査データ分析機能」が利用可能になる。

BBESデータベースは、名刺アプリ「Eight」のユーザーに対し、BBESの大規模調査を行って作成した、1300社超の企業のBBESデータベース。調査データ分析機能は、イベント分析や役職別分析、回答者セグメント分析などを可能にする。

BBES Monitorは今後、利用ユーザー、パートナー企業とともに、活用方法の開発を進め、より有効なソリューションを提供することを目指す。