地番と住居表示をインデックスするクラウドサービスの表示エリアを拡大

デジタル地図の整備・制作、および空中写真を含む空間情報コンテンツの販売を手掛けるNTT空間情報は、自社が提供する「ちばんMAP」の提供エリア拡大、新たにAPIでの提供を開始した。


ちばんMAPは、地番と住居表示の相互検索、おおよその筆界情報を地図と重ねあわせて表示、確認ができるサービス。地番および筆界情報の他、山間部や離島などを含む日本国土全域(約38万キロ平方メートル)の詳細地図や航空写真をクラウド配信型で提供する。

地図、航空写真の印刷や画面コピーの利用許諾が標準ライセンスに含まれている。自治体への各種提出書類等に添付できる地図として、随時申請が不要で追加料金が発生せずに利用できる。また、利用許諾者が第三者に再利用を許諾することも可能。

今回、不動産や金融分野のユーザーからの要望に応え、提供エリアを従来の首都圏エリアから東日本エリア全域に、西日本エリアについても18都市に拡大した。

また、Webアプリ開発者様向けにAPI「ちばんAPI」の提供も新たに開始。APIを活用することで、独自にアプリケーションを開発することなく、地番および筆界表示機能などを各種業務システムに組み込むことができる。土地活用のための土地所有者の管理や、空地における建設設計シミュレーションなどに活用できる。

ちばんMAPは、首都圏版が端末当たり年間20万円から。ちばんAPIは、首都圏版が端末当たり年間25万円からとなっている。