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組織や従業員の働き方の状況を可視化して自律的な改善を促す
日立ソリューションズは、働き方改革を推進する企業に向けて、組織や従業員の働き方の状況を見える化し、自律的な改善を支援する製品「リシテア/HRダッシュボード」を販売開始した。
リシテア/HRダッシュボードは大企業を中心に、1,200社以上で利用されるシステム「リシテア/就業管理」上の勤怠情報から残業時間、有給休暇取得などのデータを集計し、組織や個人単位でグラフ化やランキング表示するダッシュボードを提供する。
総実労働時間、残業時間、有給休暇の取得などの指標で、組織や社員の働き方の状況をグラフやランキングで見える化するとともに、各KPIの進捗状況や全社・部門・職位別平均との比較結果も表示する。また、管理職には、月間残業時間制限の超過見込み者をアラート表示するなど、働き方改革を進める上での問題点を可視化し、先手の行動を促す。
また、月の平日の残業時間の平均から月末時点の残業時間の合計を算出し、管理職のよりきめ細やかな労働時間管理を可能にする。ユーザーのニーズに合わせ、画面のカスタマイズにも対応できる。2018年度中には「働き方改革関連法」の時間外労働の上限規則(月100時間、年720時間、2~6か月の各平均80時間)に則った運用に対応する機能も提供予定。
さらに経営層や人事部門、製造・生産部門、営業部門、スタッフ部門の管理職、従業員など、データの表示範囲を部門や職位ごとに設定できる。全社および部門ごとに必要な情報を俯瞰的に見ることができるため、働き方改革のKPIに合わせて、成果・進捗を確認可能だという。