LPWA無線技術を活用した、製造業向け予知保全支援

ケイ・オプティコムは、ワンストップIoTソリューションの本格提供を2018年10月1日に開始する。ユーザーの本格的なIoT導入から運用までトータルでサポートいたします。


同社は2017年7月からLPWA無線技術(LoRa方式)を活用し、ユーザーのIoT導入による効果検証を実施できるPoCサービスを提供してきた。今回開始するソリューションではPoCサービスの提供だけにとどまらず、下位から上位レイヤーまでワンストップで提供する。

これまでPoCサービスを提供した経験から、経営課題解決につながるIoTソリューションを実現するためには、部分的な機能の提供ではなく、サービス全体を包括的に提供することが重要であると考えている。そのため、導入コンサルティング、センサーデバイス・通信機器、IoTプラットフォーム、アプリケーション、保守運用までワンストップでサポートする。

また、単なるデータ収集に留まらず、ユーザーの経営課題解決につながるデータ活用方法を提案。その実現にあたっては、見える化アプリケーションのような簡易なものから、AI・データ分析などの高度なアプリケーションまで対応するという。

温湿度などのセンシングデータの収集に適したLoRaや通信頻度が多くリアルタイムな画像伝送に適したmineoなどに加え、UNISONet(ユニゾネット)という最新の通信方式にも対応。工場などにおける各設備間のデータ相関を考慮した高度な故障予測などに活用できる。

工場・プラント設備の予知保全に寄与するセンサー、通信機器(UNISONet)、アプリケーションをセットで提供する。要望に応じて個別カスタマイズ対応も可能であるため、利用規模に合わせて使うことができる。関西電力の火力発電所においても、このパッケージを活用してプラント設備の予知保全に取り組む予定だという。