ドコモ、渋谷区でWi-Fi環境整備を拡大

渋谷未来デザインとNTTドコモ(ドコモ)は、渋谷区においてWi-Fiの整備拡大を目的とした広告事業モデル「アドWi-Fi」のサービス提供を開始した。


アドWi-Fiとは、Wi-Fi接続時に表示されるWebページ上に自治体や企業が広告を掲載し、ドコモが得た広告収入の一部をWi-Fi契約料金に充当することで、設置費用を抑えてフリーWi-Fiを提供できるモデル。また、Wi-Fiに接続するユーザーは、ドコモの契約者以外でも利用でき、対象エリアでWi-Fiに接続し、広告を閲覧することで無料でWi-Fiを利用することが可能。

今回ドコモはWi-Fiサービスおよび広告開拓、運用を行い、渋谷未来デザインはWi-Fiサービス契約やWi-Fi設置場所開拓を行うことで、渋谷区のWi-Fi環境整備を進める。渋谷区で広告を掲載したい企業は、渋谷駅周辺の施設などでアドWi-Fiによる広告展開が可能となる。

2018年9月26日から掲載開始する広告では、ギフトパッドの抽選や商品管理・発送ができるシステムを利用し、富士河口湖町観光連盟より提供された観光スポットの招待券や特産品などが抽選でプレゼントされるキャンペーンを実施する。

渋谷未来デザインとドコモは渋谷区のフリーWi-Fiスポットを拡充し、インバウンド需要への対応や区民および渋谷の街に訪れた人の利便性向上を図るとともに、渋谷区と地方都市を結び、都市活性化と地方創生の実現を目指す。さらにドコモは渋谷区での実績を踏まえ、他の大都市への展開を見据え、Wi-Fiのさらなる普及拡大を図っていく。

1ページにつき掲載料金は月50万円からとなっている。