オムロンは、製造現場のデータを元に顧客と共創する、現場データ活用サービス「i-BELT」の第2弾「現場課題の見える化・分析サービス」を2018年10月に開始する。
このサービスは、製造現場の様々なデータをリアルタイムで見える化するツールであるi-BELT Viewerを用いて、現場データと工場の経営指標を紐づけて分析することで、工場の経営課題の真因を浮き彫りにし、経営と現場が一体となった課題解決に貢献するというもの。
顧客の現場データを様々な形で収集できる業界最多のFA機器ラインナップをもとに、オムロンのエンジニアが現場課題の見える化から課題の真因の特定、現場の革新までを一貫して提案・支援する。
「課題の見える化・診断サービス」と「分析サービス」で構成される。課題の見える化・診断サービスでは、ユーザーの設備環境に合わせたデータの収集・活用プランを提案し、課題解決のために、オムロン独自のノウハウで導き出したセンサーの取り付け位置を提案するシステム設計や導入を行う。i-BELT Viewerの初期設定や利用方法のトレーニングで課題発掘に必要なノウハウを提供して立ち上げを支援し、見える化ツールで現場のデータを全体俯瞰し、数値やグラフでトレンドを表示、診断を行う。
分析サービスでは、現場課題に応じて「生産管理」「品質保証」「設備効率」「エネルギー」の観点で収集データを分析。課題の早期解決策に向けた提案を継続的に実施する。