アバター×AIで銀行窓口業務の省人化を検証

大垣共立銀行、ソフトバンク、UsideUは、アバターサービス「コラボロイド」を活用した銀行窓口業務の実証実験を開始した。


アバターサービス「コラボロイド」はUsideUが開発したもので、アバターを通じて接客・案内業務を遠隔地から行うことができる。

ソフトバンクによると、このサービスを銀行の窓口業務に活用するのは全国で初めてであり、開設1周年を迎えるOKB大垣共立銀行のフィンテック店舗「テラッセ納屋橋支店」で受付番号案内のほか、商品・サービスに関する相談受付などをコラボロイドが行う予定。

テラッセ納屋橋支店は、手のひら認証技術を活用したフィンテック店舗で、窓口やATM、貸金庫が手のひらだけで利用できる。

今回の実証実験を通じて金融機関での接客ノウハウを蓄積し、将来的には行員がどこからでもお客さま対応できる姿や、AI(人工知能)を活用した自動対応の実現を目指すとともに、商用化も検討する。

この実証実験はソフトバンクが「第3回 SoftBank Innovation Program」で選考した、従来の概念を覆す革新的なソリューション「Disrupt」をテーマにした案件の一つ。SoftBank Innovation Programとは、革新的なソリューションや技術を持つ企業とソフトバンクのリソースを組み合わせ、新たな価値の創出を目指す取り組み。