AI分野の人材育成に役立つ教育サービスを提供開始

ソニーはディープラーニング(深層学習)のプログラムを生成できる統合開発環境「コンソールソフトウェア:Neural Network Console」を習得できる研修とテクニカルサポート、クラウド版サービスの利用料金がセットになったパッケージサービス「Neural Network Console スターターパック」の法人向け提供を開始した。


人工知能(AI)の市場は急速に成長し、多種多様な産業に応用対象が拡大しています。このような環境の中、多くの事業者においてAI関連の開発や事業化に携わる人材の育成が課題となっている。

ソニーは、2017年6月にディープラーニング開発のためのコアライブラリ「Neural Network Libraries」をオープンソース化、同年8月にコンソールソフトウェア「Neural Network Console」の無償提供を開始した。

また同年11月にはクラウドサービスのオープンβ版の提供を開始し、2018年5月からは複数GPUによる高速学習サービス「Neural Network Console クラウド版」の提供により、Webブラウザでアクセスするだけで、最新の機能とGUIベースの直観的なユーザーインターフェースやクラウド上のリソースを使用した本格的なディープラーニングのプログラム開発ができる統合開発環境を提供してきた。

今回、ディープラーニングの活用を検討したい、AI分野の人材育成を始めたいという法人事業者のニーズに対して、複数のサービスメニューで手頃に導入できるNeural Network Console スターターパックを提供する。

ディープラーニングの基礎からNeural Network Consoleのハンズオントレーニングまで、幅広い内容の研修を提供。指定の会場に講師が訪問して研修を実施する。会場の準備が難しい場合は研修会場の提供。また、要望に応じた研修内容のカスタマイズにも対応する。

テクニカルサポートでは、Neural Network Consoleの技術的な問い合わせにメールにて回答。実際に使い始めた際に生まれる疑問にも対応する。また、パッケージサービスには、「Neural Network Consoleクラウド版」の利用料金が一定額分含まれる。

利用料金は、Neural Network Console スターターパックライトコースが19万8,000円となっている。