NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は、2014年に商品化し販売しているRPAツール「WinActor」を従量課金制で利用できる「WinActor Cast on Call」を2018年度内に開始する。年内に複数の実証実験を開始し、年度内に商用サービス開始を予定している。
WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化した純国産のRPAツール。Windowsアプリケーション、Webアプリケーションで行う様々な操作を「シナリオ」として記録し、自動化する。定型的な繰り返し作業や、大量データを扱う作業を再現できる。
さらに、既存システムに手を加えることなく、これまで人手で行ってきた複雑な操作や、複数システムにまたがるデータの投入を自動化し、人手作業の効率・品質・コストの大幅な改善につなげられる。
WinActor Cast on Callは、PC1台の環境から、クライアントとしてWinActorを利用可能。クラウド上のシナリオをそのまま利用できるため、ユーザーがシナリオを作成する必要はない。従量課金制のため、予算に応じた使い方ができる。2019年度以降には、カスタムシナリオ、OCR、その他外部サービスと連携できるマーケットプレイスを開設する計画。