CAEソフトウェアの計算リソース不足をクラウドで解決

サイバネットシステムは、クラウド上でCAEソフトウェアによるシミュレーションを高速に実行するためのクラウドコンピューティング環境「サイバネットCAEクラウド」の販売を2018年9月下旬に開始することを発表した。


CAEソフトウェアは、多くの製造業の設計・開発現場において幅広く活用されている。しかし、計算リソース不足が課題となることが多く、クラウド利用に期待が高まっている分野でもある。だが、ライセンス上の制約や、クラウド上での環境構築の難しさ、またCAEソフトウェアとクラウドの両方の知識を持つ人材不足などにより、なかなか導入が進まないというのが現状だ。

サイバネットシステムは、これまで多岐にわたる先端的なCAEソフトウェアソリューションサービスを展開する一方、IT資産管理やセキュリティ対策領域でのクラウドサービス「サイバネットクラウド」を2011年から提供してきた。

サイバネットCAEクラウドは、クラウド上で動作するCAEソフトウェア画面を、高圧縮(従来の10分の1の帯域)でクライアントへ送信するため、クラウド環境で高負荷処理中に生じることの多い操作時のタイムラグ(画面遅延)の無い、スムーズで快適な操作環境を実現する。

また、CPU特化型やメモリ特化型、グラフィック強化型など多種多様な計算リソースが用意されており、解析の内容に合わせてスペック変更が可能。専用区画のプライベートクラウド環境を提供し、情報漏えいなどのリスクを回避する。さらに、高速リモートデスクトップの画面共有機能を利用すれば、遠隔地にいる海外の設計パートナーと同じ操作画面を閲覧・相互操作が可能となる。

今後2018年12月にリリース予定の次期バージョンでは、画面操作共有のみならず、チャット機能や音声会議、ビデオ会議などのコミュニケーションに必要な環境の実装を予定している。