足踏み3秒で骨幹のずれと体型3D判別、QRコードでアドバイスも

近年、スポーツや健康維持への関心が高まっている。そしてスポーツ用品店などでは、客観的な効果を示しつつ、一人ひとりの体のバランスに合わせた商品を提案できる仕組みが求められているという。

NECソリューションイノベータは、昨年9月に「立ち姿勢」を測定して点数化し、一人ひとりの体に合った商品の提案を支援する「NEC 立ち姿勢判別システム」の提供を開始――。今回この技術をベースに開発した、3Dセンサで骨幹のずれや体のタイプを測定するクラウドサービス型の「骨幹測定システム」を9月14日より提供開始する。

スポーツ用品のみならず、健康関連イベントなどにて体のタイプやバランスに合った衣服や寝具などの提案や、各種スポーツに関するアドバイスを行うことで更なる集客につなげたい、大型ショッピングセンター等のニーズを受けたものだという。この度のシステムは、3Dセンサに向かい3秒間足踏みをするだけで、骨幹のずれや体のタイプを測定することができる。

また、アスリートコンサルタントの鴻江寿治氏が提唱する「骨幹理論」に基づく最新のアドバイスを、クラウドサービスを通じて、測定結果とともに利用者に提供。さらに、同社の顔画像認識技術を用いることで、利用者の属性情報(性別・年齢)を自動推定し、時間帯ごとに集計してグラフ表示する。これにより、設置店舗では測定データと属性情報を組み合わせた利用者分析が可能になり、集客施策などに役立てられるという。

測定後このシステムに表示されるQRコードを読み取ると閲覧できる、鴻江氏の骨幹理論から導き出されたアドバイスは、「野球やゴルフなどのスポーツ分野での動き方のコツ」や、「体のタイプにあった衣類や寝具の選び方」など多岐にわたる。「骨幹測定システム」は、今月22日(土)、イオンモール伊丹昆陽で開催される「秋のハピネスフェス特別イベント」内の「走り方改善!3秒姿勢診断」に使われる予定だ。