パナソニックは、「NVIDIA GPU」を活用したディープラーニング顔認証システム「FacePRO」を新たに展開することで、認証精度の向上を図っている。
急激な社会情勢の変化や、ますます関心を増しているセキュリティ市場で、画像解析やAI(人工知能)を活用したサービスが発展、本格化している。その中で、とりわけ注目を集めているのが顔認証技術だ。
パナソニックの世界最高水準の顔照合性能を持つエンジンを核とした、高精度の顔認証サーバソフトウェアは、ディープラーニングを取り入れることで、従来よりも2倍以上の高精度な顔認証を実現したという。
社会的には不審者、万引き常習犯、危険人物などに、また、日常的には迷子の探索や、企業や工場などでの出退勤の簡素化などにも顔認証の活用が期待される。
複数のディープラーニングのアルゴリズムを実装したFacePROの顔認証エンジンはリアルタイムに高速な処理が求められるため、高性能な「NVIDIA グラフィックス プロセッシング ユニット」が必要不可欠だという。
顔の傾きなどの特徴に応じた異なる複数のディープラーニングの技術を組み合わせ、誤りを抑制する類似度計算手法を組み合わせた独自のアルゴリズムにより、性能改善を図っている。