NVIDIAは、いすゞ自動車が自動運転への技術的飛躍を遂げることを目的として、「NVIDIA DRIVE AGX」プラットフォームを活用していることを発表した。
軽量車両から重量車両まで、毎年、およそ60万台以上の商用車両を製造しているいすゞ自動車では、「NVIDIA DRIVE AV ソフトウェア スタック」とエネルギー効率に優れた「DRIVE」プラットフォームを導入している。
各センサーからの様々なタイプのデータを組み合わせ、多様性と冗長性の備わった、一連のディープラーニングアルゴリズムを実行させることで、最高レベルの安全と信頼性を実現することを目指している。これを実現するために、いすゞ自動車では、データ収集と検証を開始した。
安全な無人運転を実現するには、自動運転トラックが周囲の状況を完全に認識できるようになる必要がある。自動運転トラックが、他の自動車、トラック、歩行者、自転車、車両周辺の他の障害物を検知できなければならない。このような認識を行うには、カメラだけではなく、トラックの周囲に様々な種類の、数多くのセンサーを搭載する必要がある。NVIDIA DRIVE AGXは、安全な自動運転のためにアルゴリズムやアプリケーションをリアルタイムで実行する。
NVIDIA DRIVE AV ソフトウェア スタックは、自動運転のための堅牢な認識コンポーネントを提供。これには、物体検出およびトラッキングに必要なディープニューラルネットワークを含み、このベースソフトウェア上で自動車関連メーカーが独自のアプリケーションを開発できる柔軟性を持つという。