JR東日本、次世代タクシーとの連携実証実験

日本ユニシスは、国際自動車の次世代タクシーシステムとJR東日本が実証実験で使用するモビリティリンケージプラットフォーム「Ringo Pass」を連携する仕組みを2018年11月から提供開始する。


国際自動車の次世代タクシーシステムは、日本ユニシスのIP無線(携帯電話回線)を利用するクラウド型タクシー配車システム「smartaxi」を活用して構築し、都内約3200台のタクシーで2017年11月から稼働している。

日本ユニシスは、smartaxiを全国のタクシー事業者に提供している。国際自動車の次世代タクシーシステムは、このsmataxiを活用して構築しており、汎用的で拡張性の高いタブレットとクラウドを利用しているため、機能追加や他サービスとの連携がスムーズに行うことができる。この特徴から、JR東日本が実証実験で使用するRingo Passとの連携も可能になる。

Ringo Passは、JR東日本が現在サービスごとに提供している情報の検索・確認や、必要とされる登録・購入・決済などの手続きを一元的に利用できるアプリケーション。この実証実験では、「交通サービスを探す」「Suicaを交通サービスの鍵として使用する」「クレジットカードで支払う」の機能を開発し、駅からシェアサイクルやタクシーのシームレスな利用の実現を目指し、モニター企業数社の社員を対象として行う。

具体的には、周辺を走行しているタクシーの場所が表示され、効率良く探すことが可能。タクシーに乗車後、車内のQRコードを読み取るとことで事前に決済予約。目的地に到着し、タクシーメーターを「支払い」にすると、金額が確定し、利用者は金額を確認しそのまま降車する。レシートは利用1件ごとにメールで届くため、交通費精算に活用できる。