プロロジス、米DCTの買収を完了

物流不動産の所有・運営・開発を手掛けるプロロジスは、DCT インダストリアル インダストリアル トラスト(以下、DCT)の全株式を、債務引受分を含み85億米ドル(約9,350億円)で取得することで買収が完了したと発表した。

プロロジスは、今回の買収により、南カリフォルニア、サンフランシスコ湾岸部、シアトル、南フロリダなどの高成長マーケットにおける同社の存在感を高めることができると説明する。

また、近接して立地するポートフォリオと事業戦略によって、合弁した会社の稼働中施設について、管理費の削減や大幅なスケールメリットが期待できるという。さらに、同社が現在進めているプラットフォームへの取り組みについても、付加価値を得られることを可能にするという。

以下が、ポートフォリオの概要となる。
・7,100万平方フィートの所有、運営する稼働中ポートフォリオ
・750万平方(約70万平方メートル)の開発中および再開発中のプロジェクト
・450万平方フィート(約42万平方メートル)以上の開発が可能と見込まれる305エーカー(約123万平方メートル)の開発 の開発用地、および160万平方フィート(約15万平方メートル)の開発が可能とされる契約手続き中の131エーカー(約53万平方メートル)の開発用地

買収完了と同時に、DCTのプレジデント 兼 CEOであったPhilip L. Hawkins氏がプロロジスの取締役会に加わった。