データセンター向け100GbEファブリックスイッチを発表、Dell EMC
Broadcomの6.4 Tb/sイーサネット スイッチング シリコン「StrataXGS Tomahawk II」を基盤にした新しいプラットフォームは、ハイパフォーマンスなデータセンタースパイン(幹型)やファブリックアプリケーション向けの目的特化型プラットフォームとして、データセンターラック間の超高速ネットワーク接続を提供するという。
コンパクトな2RUのフォームファクタで64の100GbEポートを提供する最新の「Z9264F-ON」は、大規模でコストがかさむ既存のシャーシスイッチングシステムを切り替えると同時に40GbEから100GbEへの移行を進めたい企業に最適なソリューションを提供。
オンプレミスやホスティング、クラウドなどの環境に関係なく、データセンターへの投資は右肩上がりで推移している。全ての環境において、データセンター内、データセンターのラック間、データセンター間、エッジ、最終的にはエンドユーザーまで、接続性を提供する上でネットワークは最も重要な役割を果たす。
これに仮想化テクノロジーと自動化テクノロジーを組み合わせることでデータセンターのアーキテクチャは根本から変化し、設備の多層構造がなくなる一方でコンピューティングコンポーネントとストレージコンポーネント間の連携が進んでいる。同社によると、ハイパーコンバージド環境からハイパースケール環境まで幅広い環境全体を通じて確かなことだという。
アーキテクチャのシフトは、ネットワークハードウェア/ソフトウェアの選定と購入に関する判断を自ら行いたいという、企業やサービス プロバイダの購買担当者のニーズの高まりにも合致するという。
Dell EMCはこのようなレベルのテクノロジーの分離を「オープンネットワーキング」と呼んでいる。ネットワークソフトウェアのオプションと能力が飛躍的に高まる中で、オープンネットワーキングはソフトウェア定義ネットワーク(SDN)へのシフトの中心となっている。
この新しい消費モデルをサポートする新しい「Z9264F-ON」は、市場/オープンソース両方を含め、競合製品よりも多くのソフトウェアの選択肢を提供し、より大きなイノベーション、より高いコスト削減効果、そして最終的により優れた管理性をもたらすという。
新製品の提供価格は、664万3100円(税別)からとなっている。