ビールが無くなると困る人が片付けたいジョブを解明!

クリステンセン教授が唱える、人がものを買う理由を「あなたはどんなジョブ(用事・仕事)を片付けたくて、そのプロダクトを雇用するのか」との視点に基づいて解き明かそうとする考え方――「ジョブ理論」にマーケターらが注目しているという。

日経リサーチは、上記理論の分析に適した独自の分析手法「SegmentDiscovery」を開発し、サービスの提供を開始した。これはデータマイニングとテキストマイニングを統合することにより、より深い気付きが得られる新しい分析手法であり、同社は22日、実際に得られる分析結果について、実施済みの「ビール市場に関する調査」を例示した。

新手法では、まず深く知りたいターゲットを設定し、①調査結果からそのターゲットが多く存在するパターンを発見し、②同一パターンのターゲットがアンケートの自由回答に記述している「共通のキーワード」を見つけ出す、2段階でデータおよびテキストマイニングを施す。今回の例ではターゲットとして「ビールが世の中から無くなると、とても困る人」を設定――。

ビールが無くなると困る人に共通するパターンを見つけ、年齢と男性比率でマッピングした結果、「子供がいる人」で特に男性にビールを必要とする人が多いことや、親子飲みをする人は男女関係なくビールを必要とする人が多いことが見てとれる。これらのパターンをそれぞれテキストマイニングで分析して、ビールが無くなると困る人が片づけたい3つの「ジョブ」、競合商品、選ばれるビール、重視点を次のように解き明かしたという。

「仕事が終わった後に、自分へのご褒美が欲しい」、ハイボール、アサヒスーパードライ、爽快さ
「自宅(マンション)のリラックスタイムをより完璧にしたい」、ワイン、ザ・プレミアム・モルツ、リラックス
「子供がいる家族の夕食時に、父親であることを実感したい」、無し、麦とホップ/黒ラベル、 父親感

調査結果の詳細はこちらに。