情報通信
モバイルルータを活用した遠隔保守サービス
サン電子は、同社のNTTドコモ、MVNO網のLTE網に対応するIoT/M2MモバイルVPNルータ「RX210」を活用した新たなソリューションサービスとして遠隔地にある設備をリモートメンテナンスし業務効率・生産性の向上を実現する「リモートメンテナンスパック」を提供開始した。
Roosterシリーズは、産業機器などを遠隔地から接続し、稼働状態の確認やトラブル対応を行うなど、リモートメンテナンスやリモート保守用途で利用される事例が増えており、迅速かつセキュアにリモートメンテナンスを行いたいというニーズが高まっている。
リモートメンテナンスパックは、これらのニーズに対応するため、LTE回線、モバイルVPNルータ、ダイナミックDNSサービス、キッティングサービスをパッケージ化し、高速なLTE回線を介してインターネットVPNによるセキュアなネットワークでリモートメンテナンスを支援する。
このサービスではこれまでリモートメンテナンスの導入にハードルが高かった「ルータのVPN設定」をサン電子で実施。ユーザーが設定作業をする必要はない。また、「LTE回線3GBプラン」の1年間分の通信費用も含まれており、機器設置後直ぐに利用することが可能。
2つの基本プランが用意されている。「拠点間接続プラン1」は、インターネットを介して離れた拠点間をルータとルータで接続する構成を取る。ルータとルータ間はVPN(IPsec)で接続することでデータは暗号化され高セキュリティなリモートメンテナンスが可能だという。16万9800円(税別)となっている。
「リモート接続プラン」は、インターネットを介して遠隔地に設置されたルータとお客様PCやタブレット端末などをVPNで接続する構成を取る。拠点間接続プランと異なり、ルータは拠点側に1台設置するだけで済む。ルータとユーザーのPCやタブレット端末間をVPN(IPsec、PPTP、L2TP/IPsec)で接続することでデータは暗号化される。提供価格は、9万9800円(税別)。