TISとクオリカは、TISのQR決済サービス「QR×DRIVE(キューアール・ドライブ)」を、クレジットカード会社アクワイアラ・加盟店事業会社向けに提供し、日本国内の加盟店でQR決済を可能とするビジネスを共同で開始することを発表した。
QR×DRIVEは、アクワイアラ・加盟店事業会社向けのQR決済サービスで、加盟店が支付宝(Alipay)や微信支付(WeChatPay)などの様々な規格の各種QR決済を一つの端末/アプリケーションで処理対応することを可能とする。
QR決済方式は、顧客スマートフォンにQRを表示して機器にかざす「CPM(Consumer Presented Mode)」と、店舗側がQRを表示して顧客の端末で読み取る「MPM(Merchant Presented Mode)」の2種類に対応する。
加盟店で各種QR決済の処理対応を可能とするQR決済ソリューションのラインナップとしては、POS画面やPOSアプリの提供に加えて、既存クレジットカード決済端末に改修を加えずに磁気カード読取部分に接触させるだけでQR決済を可能とする「DOCODE」や、QR決済専用の決済端末など、中国国内で既に実績のある約10種類のメニューを用意している。
TISが資本・業務提携する中国のFinTech企業である上海訊聯数据服務有限公司(CardInfoLink)のQR決済プロセシングサービスをベースにしたQR事業者接続のゲートウェイと、クオリカが持つ飲食業界・流通小売業界向けの店舗管理システム、リアルタイムPOSシステムなどのサービスプラットフォームを組み合わせることで、QR決済と連動したPOSサービスを構築する。
TISとクオリカは、アクワイアラ・加盟店事業会社向けに2018年10月中を予定にQR決済サービスを提供し、加盟店でのQR決済を可能とすることで、キャッシュレス社会の実現を推進する。