IIoTデータの収集・分析・可視化ソフトウェアを提供開始

日本サイトラインシステムズは、日本電気(NEC)のAI(人工知能)エンジンと連携したリアルタイムパフォーマンスマネジメントソフトウェア「Sightline EDM(Enterprise Data Manager)」を提供開始する。

インダストリアルIoT(IIoT)やデジタルトランスフォーメーションに代表されるように、製造業をはじめ、様々な業種においてデジタル化が加速し、収集されたデータの分析による業務の効率化、新たな価値創出の実現が求められている。

今回、国内外の大手金融機関、通信事業者や製造業に多数利用され、データのリアルタイム収集・蓄積・分析を行い、情報を様々な表現で可視化できるサイトラインのSightline EDMと、収集されるデータからシステムの振る舞いを学習・監視し、平常時と異なる挙動を自動的に検知するNECのAIエンジン「インバリアント分析」との連携を図った。

Sightline EDMは、IT基盤システムから生じる様々な情報をリアルタイムに分析、可視化するWebベースのパフォーマンスマネジメントとキャパシティマネジメントを行う統合マネジメント製品。

数千台以上のシステムから、各種OS(UNIX、Linux、Windows)、VMwareなどの仮想環境、AWSなどのクラウドサービス、Javaの仮想マシン(VM)や、Javaをベースとしたアプリケーションサーバなどのモニタリング対象のデータを同時に収集し、最小1ミリ秒単位のデータを分析・管理することで、予兆検知、相関分析、根本原因分析、各種チャート表示、レポート作成、アラートマネジメントができる。

NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つである「インバリアント分析」は、システムの振る舞いを分析するAI技術。高い安全性が要求される電力プラントへの異常予兆検知での導入の他、製造業、石油化学業のプラント故障予兆などで累計300件以上のシステム検証実績がある。

NECでは、今回同様に他社製品がNECのAIエンジンと連携できることを検証・認定する制度を今後用意する予定。Sightline EDMの提供価格は、372万円から(税別)。