クラウド上で重要書類の管理・共有を実現するクラウドサービス

トッパンフォームズは、堅牢なセキュリティ基盤を活用し、クラウド上で重要書類の管理・共有ができるドキュメント管理サービス「DocValue Standard/ドックバリュー スタンダード」を開発した。機能の汎用化により低価格かつ短期間での導入を支援する。

DocValue Standardは、ドキュメント管理に必須な「登録」「検索」「差分表示」に絞り汎用化することで、低価格かつ短期間での提供を実現した。堅牢性が高く、個人情報を含むファイルの登録も可能なため、契約書などの機密書類の保管に利用可能。また、人数制限なく複数部門で利用できることや、ユーザーの利用権限設定やブック・ファイルの公開範囲指定などの管理機能により、効果的なドキュメントの管理・共有を支援する。

データセンターと専用線を用いて、プライベートクラウド方式で接続された「Microsoft Azure」上にドキュメントを保管。さらにドキュメントを保管するデータベース(DB)を暗号化することで堅牢なセキュリティを実現している。

また、テキストや属性情報からドキュメントの検索が可能で、テキストやイメージの変更箇所を明確に差分表示することで、変更箇所の容易に確認できるという。さらに、ダッシュボード機能により、現在の登録ファイル数や総データ容量などの情報をグラフなどを用いて利用状況を可視化。その他、利用人数の制約がないため、部署単位のスモールスタートから全社導入への展開が容易となっている。

トッパンフォームズはDocValue Standardを、不動産や流通・小売、製造など多数のドキュメントを取り扱う業界を中心に拡販する計画。また、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)と組み合わせることで、紙で保管されているドキュメントの電子化からDocValue Standardへの登録までを、トッパンフォームズで受託することも可能。

DocValue Standardの販売価格は、初期費用が30万円(税別、以下同)、月額費用が15万円、利用可能ストレージは100GB。2020年度までに500ライセンスの販売、10億円の売上を目指す。